[レビュー]VAIO SX12 (2022モデル)

三日坊主を脱した。今日のテーマは技術ブログらしくノートPCのレビューといこう。

僕とmac

親父の影響で幼稚園の頃からApple信者の僕だが、MacOSXが登場してソフトウェアの互換性が怪しくなった時期とIntel Pentium4あたりが勢力を増してきたタイミングで一時期Windowsがメイン機になっていた時代があった。概ね高校~大学くらいのことかな。

しかし、MacがIntel Core Duoを採用したあたりからOS Xも洗練し始め大学院ではMacをメイン機に据え直した(とはいいつつノートはMac、DesktopはWinというのがしばらく続いたが・・・その後、iMacの購入を経て完全にMacが主となり、Windowsは慰め程度に持っているだけだったが、ここ2、3年でデスクトップのWindowsを数台仕入れた。仕事関係で使うこともあり、がっつりスペックのデスクトップを数台運用していたが、それでもメインはMacだった。

Windowsの必要性

ところが、ここへ来ていよいよメインマシンをWindowsに切り替えた。

理由はいくつかあるが、主なところで言えばまず、自分がこれから担っていく仕事の主が“経営”であること。
※行政や経理の申請系が基本的にWindowsでしか動かない

そして、常にPCを持ち運んでいるのだが、とにかく重い。1gでも軽くしたいという思いが日に日に強くなっていること。

最近自分が仕事で取り扱う内容でクリエイティブな内容が減り、エンジニアとしての作業もリモート系が多くなったこと。

教育関連でプログラミングをするには生徒らの環境に合わせる必要性などから結局Windowsをメインに触らざるを得ないこと。

などなど、とにかく自分がMacを貫いていると2つの環境を常に持ち運ばなくてはならなくなるが、Windowsをメインにするだけでほとんど全て解決する。

macじゃなきゃできないことはiOS系の開発のみ。クリエイティブな作業についてはmacのほうがやりやすい(主観)ものもあるが、Windowsとどの観点で比較するかであって、動画のエンコーディングとかの作業性で言えば十分な性能のGPUを積載したWindowsのほうが圧倒的に速い。ゲームだって、最近はめっきりしないが、Windowsだ。

結局macを貫けるのは自分が純粋なエンジニアでいられるときだけだなと・・・それもApple Siliconになってからは怪しい。いろいろと対応策はでてくるが、タイムラグが生じる。あっさりとIntel系を使っていればいいのだ。

入力デバイスは断然mac

いや、Apple信者としてちゃんとmacのフォローもしておこう。

Apple Siliconの排熱処理は優秀だ。低電圧であれだけの性能を生み出し、Airに関してはファンレスで動作する。しかも大抵の作業はAirで十分なのだから驚きである。

トラックパッドの操作性は圧倒的にAppleだ。Winをメインにしてもそこだけはやはり愕然とした。トラックパッドだけが理由でmacに戻りたいくらいだ。

そして、キーコンフィグ。これはもうほんと好みであるが、僕はmacのキーコンフィグが好きなのだ。

VAIO SX12を選んだ理由

と、ここまで全然VAIOの話が出てこないが、そんな僕がWindowsに乗り換えるにあたって選んだ相棒がVAIO SX12である。

選んだ理由は3つ。

  • 英字配列が選択できる上にAll Black Editionなら無刻印風(キーボードの作りにこだわりがある)
  • 軽い(それでいて頑丈)
  • 事務機として妥協のないスペック

キーボードのこだわり

とにかく僕はここ15年は英字配列党なので、JIS配列に戻りたくない。そのため、他にも気になっている国内メーカーなどあるのだが、国内メーカーのモデルで英字が選べるのは現状VAIOだけだ(多分)。海外メーカーでさえ、国内では選べないものが多い。また、キーボードのストローク(押し込み深さ)も薄型PCにありがちな1.2mmストロークではなく1.5mmストロークでしっかり押せる。とても心地よい感触だ。そして何より個人的には無刻印大好き人間なのでDesktopはHHKBの無刻印を使用しているのだが(MacBookAirには無刻印シールを貼っているほど)、VAIOのAll Black Editionは隠し刻印というバックライト消灯時はさながら無刻印にしか見えないキーボードなのだ。これはかっこいい!テンションが上がる。

軽さは正義

そして、国内メーカーにこだわりたかった理由は軽さと頑丈さが両立されているのは国内メーカーだけだからだ。とにかく軽くて、1kgどころか900gも切っているという優れものだ。それでいて、これまでVAIOを始めFUJITSUなども最薄PCなどを製造してはいたが、どうしてもたわんでしまうことが気になっていた。それが今回のVAIOではほとんどたわまないのだ。フルカーボンの筐体になってとてもしっかりしている。

国産の質実剛健さ

さらに、海外メーカーもゲーミングとかになればまあいいのだが、事務機として持ち運んでがっつり使うには味付けが大味過ぎる。海外メーカーは使っている内にフラストレーションが溜まっていくるのがこれまでの印象だ。推測だが、細かなパーツの選定へのこだわりが違うように思う。コンデンサとかそのレベルの話なのかもしれない(ちょっとここは推測なのでカルト的な感想だが)。それでもこれまで何十台と触ってきた中で国産PCのハード面でのスペックは結構信用している。その反面、国産のいけてないところは独自アプリ(しかもしょうもないサービス誘導系)が目立つ印象だったが、VAIOなどの高級使用機は昔に比べてだいぶしょうもないアプリもなくなったように思う。逆にドライバマネージャーなどがしっかりしてきてメンテナンスがしやすくなった印象さえある。

そんなわけで、僕にとって概ねの作業が十分にできる機体として今回選んだのがVAIO SX12というわけだ。

もちろん、自室にはMacBookAirもMacBookProも2080SUPERや3090を搭載したWindowsデスクトップもあるので、重たい作業がきたらそっちでするが、9割の仕事はこのVAIOで片付くだろう。

とにかく、僕の当面の目標はすんごいPCをやたらめったら駆使して稼ぐ!なんていうスーパーマンみたいなエンジニアワークではなくて、経営者として、ビジネスPC1本で、うん百万円生み出しますというのを目指さないと行けないという発想になっている。Macも豪快なグラボも基本的には研究材料であって、常時使うビジネスツールではない。
仕事の基本はメールと書類仕事がほとんどだ。

それに大抵のコーディングはメモリ16GB積んでる最新CPUのPCなら問題なくできる。おかげさまで使い始めて約2週間、環境構築もだいぶ落ち着いて非常に快適だ。

ミニマムなマキシマム

地味に気に入っているのは先ほど挙げた軽さもさることながら12.5inchと底面積も小さいことだ。MacBookAirがA4をちょっと出るサイズだったが、A4よりも小さい底面積になった。これでスタバの小さな円卓でもベンティサイズのフラペチーノと仲良く同居できることになる。これからはスタバにmacでドヤる時代じゃない。スタバにVenti&VAIOの時代だ。

とにかく、これだけ軽くてこれだけ小さいのに、キーボードはフルサイズでとても打ちやすいし、CPUもメモリもSSDも申し分ない。今回は予算的にメモリは16GB、SSDは512GBに押さえたが、速度は最速のものを選択した。CPUは第12世代1280P(14コア20スレッド)だ。とても優秀なCPUである。これだけ軽くて小さいマシンの中にこれだけの性能が積める時代になったのだ。かつて憧れたキーライムのiBook(今でもたまに掘り出し物ででていないかヤフオクを探しているが)なんて鼻くそにも及ばない性能に成り下がってしまった。

PCの性能がこれだけ向上しているんだ。これを使っている僕がそれ以上の価値を生み出さないわけにはいかない。

よし、寝よう!!

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