最近めっきり技術系を書いていなかったのでし、Qiitaに挙げるようにしようとしてたけど、やっぱり自分のブログに簡単なことでもメモしていこうと思い、こちらにまとめていきます。
ひと口にLinuxと言ってもディストリビューションによって、勝手が違うこともあります。ユーザー追加についてはCentOSではadduserとuseraddはシンボリックリンクになっていて、違いはありませんが、FedoraやUbuntu、FreeBSDなどでは違いがあります。
さて、今回はインフラ屋的なメモ記事。Linuxでのユーザー追加についてです。
目次
adduserとuseraddの違い
Linuxでユーザーアカウントを追加するときには、adduserとuseraddの2種類のコマンドがありますが、これらの違いについて確認します。
adduser
CentOSの場合は次のuseraddと同じです。Ubuntuなどでは、新規ユーザを対話形式で作成します。adduserによって実行されることは次の4項目です。
- パスワードファイルに新規ユーザを追加
- 新規ユーザのホームディレクトリを作成(ディレクトリの所有権を新規ユーザに)
- 新規ユーザ用の基本的なドットファイル(.login , .bashrc)を設定
- システムが冗長化されている場合、自動的にアカウントが同期される
useradd
新規ユーザを作成します。CentOSのadduserはこちらと同じになります。こちらは基本的に対話形式ではないため、詳細をオプションで指定してユーザー追加を行うことになります。オプション指定をしないままuseraddを実行するとアカウントのみの作成になり、ホームディレクトリ等、諸々の関連項目が何も設定されないままになりますので、注意してください。
書式 useradd [オプション] [ユーザー名]
useraddでユーザーを追加する
オプション(CentOSの場合)
-m | ホームディレクトリがない場合に作成する ※「-m」オプションを指定する場合は、「-k」オプションを指定し、skelをコピーするディレクトリを指定することが出来る |
-d | ホームディレクトリを指定 |
-e | ユーザアカウントの使用期限を[YY-MM-DD]形式で指定する |
-f | パスワードの有効期限が切れてから、アカウントが使用不能になるまでの日数 |
-c | コメントを設定する |
-o | 重複したuidを持つユーザを作成する |
-p | パスワードを設定する。cryptでハッシュ化されたパスワードを指定する必要がある |
-s | ログインシェルを指定する |
-u | uidを指定する |
-g [gid or グループ名] | 主グループを指定する |
-G [gid or グループ名] | 主グループ以外のグループに属させる場合に指定する 複数指定は「,」区切り |
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