ミニマリスト

モノを持つミニマリスト

これを言うと僕をよく知る人は信じられないと思うだろうが、僕はこれでもミニマリスト思想の人間だ。
※厳密に言うと僕みたいなのはミニマリストというより潔癖症だとかタダのきれい好きだろって話なのかもしれませんが、あくまで僕の思想です。

できるだけモノは持ちたくない。部屋もできるだけスッキリさせて最小限のモノでこなしていきたい。そんな理想を抱いている。しかし、そんな僕の理想とは裏腹に趣味が多い。そして自身の活動の幅からも必要なモノも増える。結局、アクティブに生きるとある程度のモノは持たざるを得なくなるのだと思う。

ミニマリストを貫いている人を批判するつもりはないが、ミニマリストであろうとするとどうしても活動を制限することになってしまう。ないならないなりになんとかなるという考え方で生きることも可能であろうが、それは便利になった現代社会のサービスを享受する側の人間としての過ごし方であろう。それも1つの生き方だと思う。

だけど僕はサービスを提供する側の人間だ。コンピュータを使い、知識を使い、そして道具を駆使して人々にサービスを提供する人間である。自分で会社も立ち上げてしまったので個人としての持ち物だけでなく、会社としての持ち物もある。気がつけば管理すべきモノが増えてしまっている。

モノへの執着

とはいっても冒頭に述べたように僕自身はミニマリスト思想を一応持ち合わせているのだ。だから目指すところは極力モノは持ちたくない(そして外出時は持ち歩きたくない)が本音ではある。なんとも矛盾を秘めた生き方をしている僕である。

ところが、おかげさまで興味・関心や仕事の関係上、モノを購入することは僕のライフワークであるが、ミニマリストの信条からか、モノへの執着は小さい。割とあっさり断捨離できるし、人にあげたり、貸したりというのもおそらくめちゃくちゃ気前が良い方だと思う。

とにかくモノが多い僕は今夏、結婚に伴って新居に越したのだが、自室の片付けがままならないまま日々、忙殺されていた。そのため、年末に向けてしっかりと腰を据え直すために今日は一日部屋の片付けとした。ミニマリストだと言っておいてなんだが、とにかくモノがあふれていた上に自室の収納の空間がなんとも非効率な使い方になっていたため、大きめの棚を買った。

部屋に溢れていた細かい機材や資料、備品、紙などの備蓄、そして趣味のアイテムなどを収納できるようにした。ミニマリストとは言葉ばかりで実際はモノに溢れた生活をしているが、目に見える空間はできるだけモノがないに越したことはない。視界の整理具合は思考の整理具合だと思っている。

整理する能力

一説には「天才の机は非常に汚い」なんていうことをよく耳にするが、あれはそういう傾向の持ち主であって、ある方向への能力が傑出したために整理整頓する能力が著しく欠けている天才故のアンバランスというやつである(発達傾向だのの話はここではしない)。そして、汚くなるべくしてなったというか、いわゆる結果論であって、汚い人が天才なのではない。

基本的には思考をすっきりさせ、自身の能力を十分に引き出すには“片付け”は非常に大事だと思う。僕は特に注意散漫な傾向の持ち主なので自身の注意をひく要素は視界から排除することがとても重要なのだ。おそらくエンジニア気質の人には同様の傾向を持つ人が多いと思うが、シンプルで洗練された空間じゃないとほんとに5秒ごとに違うことをしているなんてことはよくある。

おかげさまで今日一日でだいぶ片付いた。床面積を十分に確保出来た部屋というのはなんとも気持ちの良いものである。

ついでに今日は溜まっていた会社の経理作業も一気に終わらせた。ここから年末、年始、年度末と怒濤の忙しさになるが気を引き締めて、体調に気をつけていきたい。そういえばここのところ寝不足も続いていたので今日は二度寝からの午前中の大半を寝て過ごした。お陰ですっきりだ。

体調も部屋も、思考もリフレッシュしたところで明日からも元気に頑張っていこう。みなさんも体調にはお気をつけて楽しい年末年始に向けて準備を進めていきましょう。

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